ストレスカウンセリング 「ストレスを瞬時に軽減する方法」
場所:あいの実事務所
講師:メンタルケア研究所 所長 高橋保雄氏
毎年恒例のストレスカウンセリングが行われました。ヘルパーは緊張やストレスにさらされることも多々あります。そんな時にストレスを上手に軽減する方法を学びました。
参加者の声
- 目的意識を持って働くと、得られるものに目が向く。それによって他の余計な情報が入ってこなくなり、ストレスの軽減につながることが分かった。
- 良い状況や理想を持つことも大切だが、最悪の事態をあらかじめ考え、心の準備をしておくこともストレスに上手に対処する方法の一つと分かった。バランスよくやっていきたい。
- 悩むことがあるとしても、時間を決めるということが興味深かった。その時間だけたくさん悩んですっきりしたいと思った。頭の中ではわかっていても、なかなか出来ないと思うが、気分転換も技術の一つだと思って習得したいと思った。
- (震災後)今は疲れのでる時期だと考えて、相手の言葉や行うことに過敏に反応しすぎないようにしたい。又、自分自身も何らかの影響を受けているかもしれないと考えて、失敗や疲れやすさなどはあって当たり前という大きな気持ちでいたい。
- 目的意識だけでも仕事に対する姿勢が変わってくるので、目指すヘルパー像を明確にして、サービス1件ごと得られたものや自分のプラスにできることを一つずつ見つけていきたい。
- 他の人は変えられないので、苦手な人がいても、その人を「成長させてくれる人」ととらえられれば、多少時間はかかっても苦手意識を克服できる!特に人とかかわる仕事なのでストレスを溜めないように工夫していきたい。
- ストレスは自分の考え方次第で重くも軽くもできる。あまり自分を褒めたり、感謝したりすることが無いのでストレスを感じた時にやってみようと思う。自分には難しい仕事であったり、不安がある仕事でも、まずは気持ちで負けないように考え方を切り替えてみようと思う。ストレスは蓄積すると解決が難しくなり病気につながったりするので、早めに考え方や気持ちを切り替えられるよう知人や利用者さんを援助したいと思った。
- ストレスを感じている時は、後頭部(感覚)や側頭葉(聞くこと)が熱くなっているので、額に両手をあてると前頭葉(考えたり判断するところ、人間らしさ)が熱くなり、ストレスが軽くなっていく、ということが分かった。自分がストレス発散法や上手な気持ちの切り替えができるようになれば、良いヘルパーになれると思った。そのためには目的意識を持って利用者さんと接し、上手な声掛け等できるようになりたい。
- 言葉はワードだけでなくトーンもストレスの元になるということが分かった。発するだけで体に変化をもたらすのであれば、ストレスを軽減するように言葉を使いたいと思った。自分主体の言葉を使うか相手主体の言葉を使うか(自分がしているのか?させられているのか?)よく考えてから話すように考えさせられた。
- 利用者様は震災のストレスに加え、身体が思うようにいかない不安やストレスを抱えておられるのでそれを意識してケアにあたりたいと思いました。震災などの大きな出来事からしばらくすると、疲労が蓄積されていていろいろなことに敏感な心の状態である方もいらっしゃると思うので、ヘルパーとして発する言葉に十分気を付けたいと思いました。