平成25年-2013

平成25年2月14日 定例勉強会リポート

胃ろう、認知症、重篤の症状の患者さんの口腔衛生指導について

場所:あいの実事務所

講師:イノマタデンタルクリニック 山田先生

イノマタデンタルクリニック様を迎えて、再び口腔ケアについて学びました。

参加者の声

  • 歯磨きの時はいきなり口を開けるのではなく、声をかけたり頬を触ったりして利用者様に予期し協力して頂く必要があるとの事でしたので試してみたいと思います。口腔ケアを怠ると歯周病になったり、歯周病から糖尿病、肺炎もなったりする危険があるので、口を使って食事をされない方にとっても口腔ケアは大切であることを学びました。
  • 利用者様の口に触るには信頼関係が求められる事を学びました。声掛けをしたり会話を十分して良い関係を築きながらサービスを行っていきたいと思います。これまでも歯茎、頬裏のマッサージを行ってきましたが、大切さが良く分かったのでこれからも行ないたいと思います。
  • 口腔ケアを嫌がられる場合、無理せずに相手のペースに合わせる事、こちらの関わり方次第で相手の応じ方が変わってくることもある事が分かりました。口の仕組みがよくできていることが改めて分かり、筋肉の動きなどを活用した口腔ケアができればと思いました。利用者さんの大切な口に触れるのは大変なことだという心構えを常に持ち、ケアに当たりたいと思います。
  • 口腔ケアが出来ない時は、何かしらの理由があると考えて方法を探りたいと思います。とてもテンポよく進み、実際的な方法も沢山指導して頂きました。口の開け方のポイントを教えて頂きましたので是非実践していきたいと思いました。
  • 口腔ケアを拒否する方に対しても開口させたりケアする方法について学ぶ事ができました。歯ブラシでケアするだけでなく、スポンジや口腔ケア用のティッシュを使って口腔内のものをからめ取る方法もとても参考になりました。
  • 年配の方や重度の障害を持っておられる方の口の中の状態が、気分が悪いだけでなく病気や命の危険にも大きく依存している事が分かりました。ALSで口を開けるのが難しい方や口の中が痛いと言っておられる利用者の立場に立ってケアを行っていきたいです。無理をするのではなく、よく考え工夫した仕方を取り入れる必要性を学ぶことが出来ました。
  • 口腔ケアは技術よりも心のケアが必要で、ギューっと利用者様が噛んだ時はマッサージをして和らげてあげる心遣いをしてあげたいと思いました。
  • ペアで実習を行ってみて、口に手を入れられるのは嫌でしたが、汚れを取り除いてもらいティッシュで拭き取って頂くとスッキリしました。体験出来て良かったです。口腔ケアの前によくコミュニケーションを図り唾液腺マッサージに時間をかけるようにしたいと思います。
  • 口の周りはすべて筋肉なのだと改めて思ったので、やはり訓練(パタカラ)はやるべきだと思いました。なかなか恥ずかしいのでやってくれない事が多いですが、あきらめずに勧めてみたいと思います。
  • 一年を通して歯の健康は体の健康にかなり影響を及ぼすという事を学べました。口腔ケアに対する知識や関心が深まったので利用者さんのケアにも少し自信が持てました。
  • 脳梗塞の方の4時間経った口腔内を見てとても衝撃的でした。一人一人みんな違うので、その方のケアの手順や原因をきちんと理解して行って行きたいと思います。
  • 口腔ケアは口の中をきれいにする他に口腔機能を回復させるのに有効だという点が理解出来ました。うがいや嚥下体操等を食事や口腔ケアの前後に行う事の重要性も分かりました。歯磨きティッシュを使用している利用者様がおられるので指のティッシュの上手な巻き方が参考になりました。実演の時の先生の説明が分かり易く、口の開け方がよく分かりました。
  • ケアが痛くない、長くない等を利用者さんに理解してもらえると口も開けて下さると分かったので、口や歯茎のマッサージを優しくゆっくり行いたいと思いました。口の開け方の練習も自宅で行ったりしてみようと思いました。
  • 利用者様との信頼関係を築き、利用者様を尊重し、理解し、感謝することを忘れないようにしたいと思います。
  • 副交感神経を刺激する心地よい口腔ケアを目指したいと思います。
  • 全体を通じて口腔の潤い、清潔の維持、唾液の重要性に気付かされました。手技も大事ですが皮膚との接触なのでテクニック以上に利用者様とのコミュニケ―ション、笑顔で接する事ができるようにしたいと思います。
  • 口腔内の深刻な状況のスライド写真は衝撃的でした。利用者様をそのような状態にさせたくないと思いました。口腔ケアの時間を十分に取ってあげたいです。
  • むせるということは、自分の命を守るための反射であるので、その力を付けてあげる為に嚥下体操、リハビリ体操を取り入れることは友好的で必要なケアだという事が分かりました。
  • 口腔ケアのシリーズはケアに役立つだけでなく、自分にも適用できる点が沢山ありました。とりわけ今回のセミナーからは、認知症の方にいかに口を開けていただくかという点を学ぶ事が出来ました。副交感神経を刺激する心地よい口腔ケアは手によるタッチが有効であること等以前に学んだタクティールケアと関係がありました。免疫力も高められるなど非常に興味深いものでした。意識障害、神経難病の方達で口腔乾燥の方が多いので今後はしっかりケアをしたいと感じました。

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