勉強会 平成27年-2015

平成27年10月20日 定例勉強会リポート

移動・移乗(グループレッスン)

場所:あいの実ラズベリー

講師:甚野まつ子/荒井千代子

介護の基本の移動・移乗。基本であるが故に、一歩間違えると腰を痛めたり、利用者側に不快な思いをさせたりしてしまいます。ヘルパーを長くやっていくために必要な技術の復習を行いました。

参加者の声

  • ビデオで見たような利用者様に入ったことはありませんが、自分の体(腰痛)のことも考え、また今日学んだ基本原理を考えてこれからケアしていければと思いました。持ち上げなければ移乗できない利用者様もいるので、膝を上手に使って移乗したいと思います。
  • 移乗移動ともに利用者の力を利用して行うということを学んだので、利用者様ができることできないことを知り、できるところを見守り、できないところを支えるケアができればと思いました。様々なアイテムを使うことで介助者側の負担も減りますが、利用者様の負担も減っているように感じました。介護方法も変化していることを知ることができて、とてもよかったと思います。
  • 抱え上げる介護に慣れていると、福祉用具を利用することが面倒に感じてしまうこともあるのですが、安全安楽な介護のためには、それらの利用に慣れていかなければならないと思いました。今サービスに入っている利用者様で、もっと基本原理を生かしてベッド上での動きができそうだと思ったので、役立てていきたいです。
  • 良い移乗移動技術は利用者にも介助者にも役立つということ、使える補助具はどんどん活用していくべきということが分かりました。持ち上げる代わりに押す、引く、回転するという考え方、技術の理解も深まりました。介護するうえで大切なことは手順を覚えるのではなく、考え方をしっかり理解すること、またそのうえで一人一人に合わせた対応が必要だと感じます。今日みたビデオはヘルパーになる際の基本中の基本であり、初心に帰る意味では再確認ができました。
  • 支える手の位置や補助として力を加えるときには、利用者様の動きをよく考えると効果的であることが分かりました。利用者様をよく観察し、思いやりを示そうとするときにお互いにとって楽な介護ができると学びました。
  • 自分のやり方、従来のやり方に固執せず、新しいやり方、より良いやり方は積極的に取り入れていきたいと思いました。「常に変化する心身に私たちが柔軟に合わせることが大切」と言われた言葉を現場で活かしていきたいと思います。
  • サービスに入ると、行うサービスばかり考え、原理や人間の動きなど考えないで行なってしまうこともあると思いました。思考力を使ってサービスを行っていきたいです。
  • 今まで学んできた介護後術は日本独自のものだったことを知らなかった。まさに目からウロコでした。
  • 正しい姿勢、移乗技術はお互いにとって良いので、安全面もふまえて行なっていきたい。一度に行おうと思うと負担がかかるが、動きを分けて行うとやりやすいし、力まかせではなくいかに重心をずらしながら行えるか技術を磨きたいと思った。
  • 「人の自然な動き」を基本にして、利用者の活動を活性化するという点、理解が深まった。人がどのような動きをするのか、動きによって摩擦がどこに生じるのか、利用者に合わせた介助方法を選択していきたい。

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