おむつ交換(グループレッスン)
場所:あいの実事務所
講師:甚野まつ子/荒井千代子
おむつ交換は介護の分野では基本と言われるものですが、案外うまくできない方も多いようです。コツを交えながら基礎技術の復習を行いました。
参加者の声
- 訪問ヘルパーにとっては紙オムツの交換時間についてはコントロールすることはできないが隙間のない交換方法、当て方によって尿漏れを防ぐことが出来る。
- 紙オムツは交換は利用者の方の負担がないようなるべく迅速にと心掛けていますが、ソケイ部に沿っているか、クロス止めされているか等、確実に確認することで長時間の利用者の方の不快感を軽減するために大切なことだと改めて実感しました。段取りを頭で繰り返し、引き抜かないよう丁寧にオムツ交換をしていくことを毎回心掛けたいと思います。またアルカリ性の尿を吸収して肌を弱酸性に変えるパッドがあるという事を知り、すごいと感じました。
- 尿漏れ予防に尿取りパッドを何枚か重ねると湿度が一割ほど上がり(1時間で)、不快感が上がる。素材によってオムツ内の温度、湿度が違ってくるので値段が安ければいいという事ではない。老人の睡眠はPM8:00~AM3:00頃なのでそこを妨げずオムツ交換はAM4:00~5:00頃にする。抗利尿ホルモンは深い眠りの時に出る。深い眠りによって尿量も少なくなり、濃くなる。履かせる時に最後に前後の真ん中を引っ張るとフィットする。尿取りパッドは高吸収の方がオムツかぶれや不快感を軽減できる。
- パッドをたくさん当てると肌トラブルの原因となるので、なるべく少ないパッドで漏れを防いだ正しい当て方を心掛けることが大切だと思った。そうすることにより利用者、介護者共に負担が減る。夜しっかり眠ることは抗利尿ホルモン、ストレス軽減等体にとても良いことが分かった。パット、オムツ1つ1つ特徴を生かしたその人に合ったものを選ぶということも大切だと思った。
- 時たつうちに自分のやり方でオムツを当てていたと思います。寝たきりの方であってもフィット感を考えると、正しいオムツの当て方はとても大切だと再認識しました。また夜のオムツ交換等、聞いたことを家族と共に話し合ってみたいと思いました。
- 利用者様に快適に過ごしてもらうため、いかに隙間をつくらない、おなかを締め付けないかなど自分なりに
考えてきましたが、もっと合理的にお尻の曲線に合わせる事やギャザーの合わせ方、女性と男性での当て方の違いなど学べました。利用者様の体の状態に合わせて使い方を変えたり適切なオムツやパット選びの提案ができるようなヘルパーになりたいと思いました。 - オムツの作りが尿流量が計算されていたり、通気性、透温性、湿度など、様々な事を考え造られていることに驚きました。メーカーの方がそれだけ考え開発されて作っているので、使う側も性能を発揮できるようにしたいと思いました。自分でも実際に着け心地体験などしてみたいと思いました。
- ・オムツをただ使用すればいいというのではなくスキントラブルの予防や自立排泄の環境を整えること、夜間の睡眠の確保など使用目的は幅広いという事が分かりました。オムツの正しい当て方と商品選択も利用者様の着けやすさ、気持ちよさに大きく影響することが分かりました。介護者の都合ではなく生体リズムに合わせたオムツ交換に時間選択が大切という点も分かりました。