元気にいきいきと働ける秘訣
場所:北中山コミュニティセンター 和室
講師:メンタルヘルスケア研究所 高橋保雄氏
毎年恒例の講座です。人との関係でストレスが溜まりやすいヘルパーの仕事。ストレスに対処する方法を学びました。
参加者の声
- 年齢を重ねると浮き沈みのサイクルが長く(遅く)なるので、切り替える術を学ぶ必要がある。自分の「経験」という財産を活用して元気にする。楽しみながら喜んで仕事をすると上手くいくことが多い。達成感、評価、気持ちの充実感があった時のことを思い出すなら問題に立ち向かう力になる。楽しいことを意識的に考え繰り返すことで思考の仕方を良い方向に変えることで、脳の潜在意識が積極的な意識を保つようにする。人の脳は人生のすべてを記憶している。
- 大きな変化や大きなチャレンジはストレスになりやすいのに対して、少しずつの変化はストレスがほとんどないのに加えて脳が覚えやすい傾向がある。脳はネガティブなもののほうが記憶しやすい。(危険から身を守るため。)だから楽しいことは意識的に考える必要がある。積極的な言葉は体にまで影響を与える。自分の良いところを認めて褒めて自分を好きになると、他の人を好きになりやすい。マンネリ化は喜びを奪うので少しの変化を与えると良い。主体性が大切。
- 「こういうことがあった…でもこういう良いこともあった。プラスになった。」と考える様にしたい。自分が出来たことをきちんと評価する。目標を達成した自分をイメージしてなりきって今の自分を励ます。
- 失敗に対する見方を変えよう! → 何か目標を持とう!
どうすればいきいき働けるか? → 自分を褒めよう!
元気にワクワクさせる言葉 → これで良かった!大丈夫だ!
脳を活性化させる言葉 → いいねぇ、その調子!
脳に栄養を与える言葉 → ありがとう!嬉しい!幸せ! - 自分の目標があると前向きの考えになるので障害が気にならない。達成した時の言葉やポーズを決めると良い。達成した自分から今の自分に「頑張ったね!」とメッセージを送る。
- 言葉と感情には深い関係があり、体にまで影響を及ぼすことがあるので、いつでも前向きな言葉、感謝の言葉、褒め言葉を意識することで自分を好きになれ、他人に対しても優しくなれると分かった。仕事のマンネリを防ぐためにも、初心を時々思い返すことや、自分なりの小さな目標を決めて仕事の質を上げていけたらと思った。「仕事での失敗も成功も自分の財産」という言葉がとても心に残りました。
- 人間には誰しも必ず感情の浮き沈みがあるが、それと同じように一人一人には必ず元気の源もある。自分の元気の源を見つけ、自分が問題にぶつかった時、落ち込んだ時、失敗した時、いつでもその自分のエネルギー源を取り出せるように自分の思考パターンを訓練できる。仕事が楽しいか、楽しくないかは仕事の種類ではなく自分の心の味方だと分かった。
- 神経回路は自分で変えられることが出来る。子供の時は家庭環境等もあり変えられないが、大人になったら意識して自分で変えることが出来る。脳は繰り返しは大切なものとして記憶する。ネガティブなものほど覚えてしまう。(自動的に私たちの体を守るため。)楽しい、嬉しいという感情は記憶されにくく、ネガティブな感情の方が勝ってしまう。脳は大きな変化が起こったとき順応するのが難しい。少しずつの変化の方がストレスがかからない。慢性の病気が治りにくいのもそのせい。