平成26年-2014

平成26年6月16日 定例勉強会リポート

「福祉用具基礎知識(リフト)の正しい操作方法」

場所:あいの実事務所

講師:シーホネンス株式会社 渡辺氏

ヘルパーさんの共通の悩みといえば腰痛。不自然な格好での持ち上げや作業が原因です。国としても人力を使わない介護を推奨しており、これからもますます介護機器の使用頻度が上がることが予想されます。日々進化する介護機器の説明を聞き、操作に慣れる必要があります。今回は福祉用具メーカーさんに来ていただき、リフトの使用方法について学びました。

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参加者の声

  • リフトを利用することにより、今まで外出できなかった利用者様も外へ出る機会ができるのではと思った。ベッドに一日中横になっているよりは、日中車椅子にいる時間ができ、褥瘡予防にもなると思った。
  • リフトで車椅子に移乗する際、背中側に空間ができないように膝を押して車椅子を斜めにして座らせると、深く座れることを理解できた。また、リフトのアームが利用者様にぶつからないように注意する必要があることも理解できた。
  • リフトにもいろいろな種類があるので、それぞれの特徴を把握し利用者様宅にあるものをしっかりマスターしたいと思った。便利な反面、使い方を間違えると事故につながるものなので、油断なく行なう必要があることも理解できた。利用者様の不安になるようなところもしっかり把握し、ポイントをきちんと押さえたいと思った。
  • ヘルパー自身は力を使うことがないので、上手に使えたら便利なものだと思った。一つ一つの動作も、利用者様に負担を与えないように、支えたり、手で持ったり、そうした気遣いが大切なんだと思った。
  • スリングをリフトのフックに掛ける時は、万が一外れた時のことを考えて必ず頭側から掛ける。目印の黄色いラインは仙骨部にきちんと合わせることが大切。そうすることによって体を全部包み込むことができることを理解できた。実際にモデルをやった人の話によると、視界が限られて恐怖感や圧迫感があるとのことなので、怖がらせないように、なるべく揺らさないように、スリングをしっかり持つことが大切だと思った。
  • リフト操作を実際にしてみると、それほど難しくはないと感じた。モデルになった方に感想を尋ねてみたら、周りが見えないことと揺れることの不安感があるとのこと。よく声掛けしたり、体に密着することで、利用者様の不安感を少なくできると思ったので、努力していきたい。
  • 最新式ということで、機能がアップしていて驚いた。特に土台のワイドの可動ができ、車椅子を近くに設置できるのは大変便利だと思った。実技を取り入れて実際に体験することで、モチベーションが上がったと思う。
  • 利用者様宅で利用したとき、喜んでおられたことを思い出した。ただ、シートが揺れるため乗り物が弱い方などは酔ってしまうのではないかと思う。今回は一つのシートだったがいろいろあると言っていたので、そのシートも利用してくれたらもっと良い内容になったかと思った。
  • 今はリフトを使用している方がいないので、今後使用する機会があるときに思い返してみたいと思う。体が動いたり暴れたりする場合は利用できるのか、その場合の注意点や方法なども知りたいと思った。
  • リフトアップしたあとの移動でも、なるべく揺れることのないようにシートを持つことで不安も少し解消されたかと思う。自分の行動が利用者様にどんな感情を持たれるのか想像しつつサービスに当たりたいと思った。介護側と利用者様の両方がリフトに慣れることでお互いに気持ちの良い介護が受けられると思った。機械を使うにしても、声がけの大切さを知った。
  • 機械は間違って使用するなら大きな事故につながってしまうので、安全に注意したいと思う。実際に乗ってみたところ具合が悪くなってしまった。利用者様にも向き不向きがあると思う。時間もかかるので短時間のサービスでは難しいとも思う。

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