事例検討から見る緊急時対応について
場所:あいの実事務所
講師:あいの実 サービス提供責任者
ヘルパーの職場の環境は刻一刻と変化していきます。ご利用者様の様子やご家族粒Г気鵑眈錣吠儔修靴討いの方針を考えて頂けると、ヘルパーとして動きやすいと思いました。ヘリ搬送は、TV等でも最近よく聞くのですが、その大変さを初めて知る事が出来ました。上空ではカフ圧と空気を少し抜くという事や、入浴前後の体調の変化も今以上に気を付ける事の大切さを学びました。
- 呼吸器を付けている方のみでなく、体調の不安定な方にも考えられる非常時の対応ハンドブックの作成の必要性を感じました。非常時に事業者間の連絡・調整は、3.11では本当に困りました。電話が通じないからです。国民全体が過剰な行動を取らない認識しなければと思います。今日の勉強会でのお話はとても参考になりました。担当者会議の時に話し合わなければいけない項目に気付かされました。有難うございました。
- 日頃の防災対策が特に必要だと感じました。電源の確保や物品、避難場所等です。チーム全体としての把握(特にケアマネさんの知識)の必要性も感じました。ヘルパー事業所としての方針について、災害時の稼働についてやサービスに行く行かないの判断、震災後の稼働対応等よく話し合って決めておく事の大切さを学びました。
- 事業所として、被災してから次の現場に行けるか正しく判断するのは難しいのだと感じました。ヘルパーの安全が第一という事でした。他の病院に転院してもコミュニケーションを取れれば穏やかに過ごせる事を学びました。この機会に、介護事業所と訪看さん、ご家族と一度話し合いを持つのは良いと思いました。ALS患者の方は、我々が思っている上に不安や心配、葛藤があり、これまで以上に寄り添って行ければと思います。
- 地震が起きた時のあいの実のヘルパーさんのお話も直に聞く事が出来て、改めて地震の時は本当に皆さん大変だったのだなと思いました。今井先生のお話の中でも、ALS患者の方ご自身の転院された時の状況やお気持ちを伺う事が出来、とても貴重な経験でした。自分の思うように体を動かす事の出来ない患者の方は、私達以上に不安や動揺を感じていらっしゃると思うので、側に居てケアをしている人達が寄り添い、しっかりとサポートする必要があると感じました。ヘルパーとして出来る事には限界がありますが、災害時・緊急時には自分に出来る範囲で可能な事を行ないたいと思いました。
- 震災当日の経験をお聞きして、緊急時に恐怖を感じる中でもヘルパーとしての責任感を持って行動されていた事に励みを得ました。震災の時に上手に対応出来た要素として、日頃から緊急時の為の備え(外部バッテリー)を行なっていた事やよくコミュニケーションを取っていた事、またご家族とスタッフとの間で緊急時対応についてよく話し合っている事だったと知りました。震災のような緊急時に、事業所としてどこまで行ない、どこまで行なえるのかを明確にし書面にする事の大切さを学びました。また、ご利用者様の家族にもお伝えし、家族として緊急時の為の備えを少しずつ行なうよう助ける事の必要性も知りました。
- ご家族の立場で考えると判断するのが難しい問題ではありますが、事業所としてはヘルパーの身が安全第一であり、明確な線を予め定め書面にて提出しておく必要性を学びました。伝の心(意思伝達装置)という装置がある事を初めて知りました。転院について実際の患者様のメッセージから、院長の説明によって気持ちが落ち着き、その後も様々な配慮がなされていた事等を知る事が出来ました。命を守る為の懸命な努力がなされていた事を知り、大変勉強になりました。
≪ 勉強会に出席して下さった他事業所さんより ≫
- 今回の震災では、重度の患者様の在宅生活を継続する為の装備品の備えはとても大切だったと痛感しました。本日のお話の中にもあったように、災害時に向けてどのようにするか、ご家族や医療関係者、ケアマネ、ヘルパー共に共通した認識を持ち、在宅で継続するのか?入院の方向なのか?具体的に考え、それに合った備えまで方向性を見付ける大切さが分かりました。一つでもご利用者様の不安を無くせるように支援したいと思います。本日は研修にお招き頂き、大変有難うございました。震災を経験した患者様のプレゼンテーションから、ALSであるがゆえの恐怖や不安がいかに大きいか改めて考えさせられました。今回の勉強会を通し、災害等に備えた事前の話し合いや準備の必要性を感じましたので、今後のケアに活かしたいと思います。
- 今回の震災を含め、事業所としてヘルパーの支援についての“限界”を日頃より話し合い、それについてヘルパーやご利用者様、ご家族へ伝えて行き理解して頂けるよう、準備して行く事が大事だと思えました。また、事業所間での連携を密にし、ご利用者様への災害時等での対応が今後の課題だと感じました。本日は参加させて頂き、誠に有難うございました。
- 今回の災害時、ALS、人工呼吸療養の方はほとんど病院へ入院したという事が“当たり前”という認識でしたが、そうではなく自宅で一生懸命出来る事を準備されて対応しておられる方々の存在を知りました。災害時、我々も安否確認と出来る範囲のケアを提供する事で精一杯であり、ご利用者様に関わる事業所との連絡や連携まで至らなかったと反省させられました。やはり、今井先生が仰る通り、日頃から担当者会議等で話し合い、役割等準備しておく必要があると思いました。本日は、研修会にお招き頂き大変有難うございました。
- 事業所としてのあり方を学ぶ事が出来ました。事業所としてどう判断するかを日頃から明確にしておく必要性や、ご利用者様にも理解してもらう事が必要である事も今回の勉強会で学ぶ事が出来ました。今回の災害でヘルパーさんや看護士が犠牲になっている事を実感しましたし、ヘルパーの責任感と事業所の判断の難しさも知りました。今後に活かせるようにして行きたいと思います。本日は有難うございました。
- 今回の震災は、千年に一度とも言われる程の災害でしたので、今井先生が仰ったように、事業所としてどこで線引きするのか予め決めておかなければならないのだと考えさせられました。また、ここまで大規模にならないにしても、災害に対して事業所間の連携の必要性を教えて頂きました。無駄な動きは確かにもったいないと思います。『その時に出来る最大限は何だろう?』と考えながら決めて行く必要性も教えて頂き、大変勉強になりました。
- ALSの患者様の経験談から震災での不安や、対処の大変さ、災害に対応出来る備えの大切さを知りました。災害現場から離れている事でも、災害への対応が可能になる事を学びましたので、スタッフとして緊急時にどのように行動するかを考えさせられました。有難うございました。