IPVについて
場所:あいの実レクチャーホール
講師:あおぞら診療所ほっこり仙台 院長 田中総一郎 先生(動画)
資材提供:小池メディカル 柴田様
非常に専門性の高い機器の勉強会となりました。IPVは呼吸を補助し排痰を促す機械ですが実際に目にする機会も少ないものです。医療的な側面の強い勉強会でした。
参加者の声
- IPVを実際に見るのは初めてでしたが、事前に知ることができてよかったです。また、排痰の原理を聞いたのも勉強になりました。痰をとるとき、ただ引くだけではなく、つまっている場合は、やぶいて空気のとおりをよくすることも大切なんだと思いました。
- IPVや体位ドレナージ等、痰の出にくい方の排痰補助ということで、どのような原理で痰が出るのかまで説明があり参考になりました。IPVを自分で体験してみるとテンポが遅いと1回の呼気が強く苦しいものでした。呼吸は生命維持において重要なもので、直接死因にもつながるものなので理解をさらに深めていこうと思いました。
- 「IPV」と「カフアシスト」の違いがよくわかり、目的があるという事もよくわかりました。「IPV」の早さを調整すると早い方が楽で遅い方が苦しいというのも理解でき、思っていたのと違うと思いました。ここまでひどくない方であっても体の向きを変えたり、運動をしたりいろいろ対策はあるので、その点もご家族から教えて頂いたり勉強会で学んだ事を活用していければと思いました。
- 「IPV」を体験してみて。空気を強制的に肺へ入れる。細かく短く入った方が楽に呼吸ができました。ゆっくり遅いテンポで入ってくると少し重く感じました。普段私達は痰が詰まると自力で出す事が出来ますが、この機械を使うことで呼吸が楽になればいいですね。
- 無気肺になっている肺の様子を初めて見ることができた。パーカッションによって気道が確保され痰が上がってくるしくみがよく分かった。パーカッションとIPVでは効果が出る部位が違うので目的に合わせた使い分けが必要であるという理由を理解することができた。