予防改善のための口腔ケア~歯周病が身体に与える影響
場所:あいの実レクチャーホール
講師:中澤正絵 氏(医療法人盟陽会 富谷中央病院 歯科衛生士)
介護の世界では口腔ケアの重要性がかなり強調されます。口腔は外の世界と体の世界の大きな入口。そして生命を支える重要な役割を持っています。今回は歯周病に焦点をあて学びました。
参加者の声
- 歯周病の人がほとんどという事に驚いた。歯磨きは「磨けている」ことが大切。歯磨き粉は安い物や味で選んでしまっていたが、歯周病予防、殺菌のできるものを選ぶ必要がある。義歯は菌だらけで直接触れるのは危険。グローブが必要。サービス時は注意したいと思った。1年に1回は歯科検診した方が良いと思った。
- 口腔内環境を整えれば色々な病気を防げる。1日3回磨くのではなく1回に時間をかけ磨けばよいので頑張りたい。歯周病を家系で引き継がないよう努めたい。
- 70~80代のアンケートで歯の手入れをしなかったことが後悔する事のNO.1とありました。私自身ももう10年早く治療法に出会っていればと思います。現状に満足してしまうと情報も入ってこないので、良い情報は過敏にならない程度に取り入れて役立てたいと思いました。
- 歯周病(歯槽膿漏)や、口腔ケアについて勉強する機会が貴重な機会になりました。これからはもう少し口腔ケアを意識し、環境改善、保全に気を使いたいと思います。利用者様へのアドバイスの前に、まず自分が理解を深め的確に行いたいと思いました。
- 歯を磨いている事と、病気を予防する仕方で磨けている事とは違うという点を理解できた。歯周病を予防する目的で意識した歯磨きの方法を実行していきたいと思います。
- 聞くことほぼ知らない事で、菌の恐ろしさが分かりました。歯周病をなくす事が病気予防、命を永らえることにつながる。ケアの方法は自分の行っていたのと全然違い参考になった。
- 治療専門の衛生士から治療を受けることが大切。歯科に通っていることと、歯周病がないこととは別問題だとわかった。
- 歯周病によって妊娠トラブルや糖尿病が起るというのは初めて知った。口腔ケアの大切さが改めて理解できた。虫歯のないことと歯周病になっていない事とは別である。その人にあったブラッシングのための道具、やり方があるので正しい方法を専門家から学ぶ必要性があることが分かった。口が渇くと菌が増殖するとのこと、他の人にうつすのはもちろん、自分も菌でうつらないようきちんとした装備が大切。歯は「お金」貴重な財産であり健康を守るものである。