平成23年-2011

平成23年6月13日 定例勉強会リポート

腰痛予防を心掛けた介護の仕方と腰痛予防体操

場所:あいの実事務所

講師:後藤千鶴子先生(介護支援専門員・看護士)

力仕事を伴うヘルパーの仕事。ヘルパーさんの中には腰痛を抱えている人も多くいます。職業病ともいえる腰痛をどのように予防するか、原因を分析し対応策を皆で考えました。グループワークによる興味深い勉強会となりました。

参加者の声

  • 腰痛について原因と対策を自分達で考えてみると、おのずと答えが出てくるんだなぁと…原因も沢山あり、それに合った対策も考えられる事が分かりました。オムツ交換のDVDを見せて頂き、思い起すことができました。基本に立ち返り、改善出来たように思います。
  • グループごとのディスカッションを楽しくさせて頂きました。腰痛の原因をあげて、その解決策を話し合う事でどこに注意してケアにあたれば良いか、改めて考える機会を得る事が出来ました。自分も腰痛と上手に付き合っていかなければならないので、DVDの手順も役に立ちました。ストレッチを毎日行う大切さも学びました。
  • みんなで原因をあげてグループにまとめて対策を考えるというやり方で自らの対策を立てる事が出来ました。対策を知っていても実際にやっていないことで、腰痛問題が生じるのかも知れない事が分かりました。とても楽しく取り組むことが出来ました。オムツ交換の仕方からより良い方法を、時折見て学ぶ必要があると思いました。
  • 日々の仕事の中に今日学んだ事を活かして行きたいと思います。ボディメカニクスに気を付けて利用者さんに接して行きます。腰痛体操等やってみたいと思います。ストレス溜めないで話し合う事、楽しむ事…大切ですね。オムツ交換、久しぶりなので勉強になりました。
  • 腰痛は持病で持っているので様々な対処法は行ってきたつもりでしたが、グループごとの発表の中から適用していきたいと思う方法を多く学ぶ事が出来ましたので、今日の勉強会は本当に為になりました。これからのサービス時に取り入れて行きたいものもありましたので忘れないよう本を再び読んで当てはめていきたいと思います。ありがとうございました。
  • 初めてのグループワークで活発に意見交換が出来ました。あいの実の事務所は一人一人の仲もよく、雰囲気も良く、素晴らしいと感じます。自由に発言、質問も出来たのでこのような形での時間はあっという間でした。DVDを見る事ができましたが細かい声掛けや手順が再確認でき、他の分野も拝見したいと感じます。ありがとうございました。
  • まだ腰痛はありませんが、今回腰痛の対策としてグループワークの中でどんな時に腰を痛めるのか人それぞれ違う考えがあり、とても勉強になりました。これからも、腰痛に気を付け今回学んだ事を活かせるように介護にあたりたいと思います。
  • グループに分かれて楽しく意見を出し合うことが出来ました。腰痛の原因と対応(策)も自分だけでなく他の人の意見を聞けて良かったです。自分なりに腰痛の予防出来るよう日々の管理、今日学んだ事を心掛けたいです。最後に基本のボディメカニクスやオムツ交換など思い返せて良かったです。
  • グループ討議から、腰痛の原因をグループの中であげ、その中の一つの点の解決策を討議する事が出来ました。当グループの中で介護中の無理な姿勢の解決策について話し合いました。“腰痛を防止するために”というDVDの中では、骨盤を安定させること、要介護者に介護者が近づくこと、身体を小さくまとめる(てこの原理を応用)生理的動きを助け等を学びました。また起こしやすい障害を予防するために、腹筋や背筋をトレーニングすること、ベルト等の用具を使用することも学びました。
  • 勉強会の方式はとても良いと思いました。グループのコミュニケーションの中で普段考えている事や感じた事、疑問など情報交換できる場としてもっと充実して行けば更に良いものになるのではと思いました。オムツ交換の基本の復習も初心に帰る事が参考になりました。当然のように行っていた所作など参考にさせて頂きました。ありがとうございました。
  • 今回はグループ討議で皆さんのお話しが聞けてとても良かったと思います。腰痛は皆の抱えている大きな問題だと思います。予防としては立ち位置を変えることやベルト等の用具を使うこと、体操をすること、休養をとること、利用者様に声掛けして協力して頂くこと、ストレスを溜めないことなど様々な予防法があることを知ることが出来ました。
  • 利用者の方も介護者も楽に介護、腰痛にならないようにボディメカニクスを十分利用したいと思います。また、予防体操も大切であることが分かったので少しずつでも継続して行こうと思いました。ありがとうございました。
  • 今日はいつもと違うグループで話し合い、和やかなムードで楽しく意見を出し合う事が出来て良かったです。どうしても腰痛とは、自分が心掛けて注意していないと…油断してしまってなる事もあるので自分の力、ご利用者様の力をお借りして仕事を行なって行きたいと思いました。腰痛の原因…対策を知る事で腰痛予防出来るという事を学びました。ありがとうございました。
  • 腰痛の原因と対策について学習できました。ラジオ体操も勧められたので、意識的に体操も生活に取り入れて行きたいと思いました。身体を小さくまとめると介助がしやすくなることも学べました。
  • ボディメカニクスで介助することが腰痛予防になる事を知り、改めて技術を復習して行ないたいと思いました。毎日少しずつ腰痛予防体操も行ないたいと思います。
  • 基本が大事だと改めて感じました。グループ内で色々話し合えたので、自分が気付いていなかった事も気付けたので良かったです。これからのサービスに役立てたいと思いました。
  • なるほど!と思った事が沢山ありました。後藤先生の言葉からケアに入った時はご利用者様に声を掛けてから行なうこと。「私、小さいから踏ん張って下さいね」など相手の持っている残存機能を活用して、出来た喜びを知ってもらう。自分の力、利用者様(相手)の力も活用し有効に使うこと。ポイントポイントを曲げて小さくまとめると無理な力がいらないこと。てこの原理を使うことで生理学的動きを助けること。改めてボディメカニクスの大切さ、重要さを知りました。また本日はグループワークという事もあり他の人の考え、コミュニケーションを取りながらの勉強会でしたので楽しかったです。ストレスを逃しながら日常生活を送る事も必要なのだと思いました。後藤先生の「お腹の肉が鏡もちになっている」の言葉が自分自身にバッチリ当てはまって「うん、うん」と頷けました。
  • 支持基底面を広くし安定した姿勢を取る事や、ボディメカニクス利用で要介護者と近く距離をとり重心を低くし身体を小さく丸め、てこの原理利用(動くことで腰痛を予防につながる事)腹筋・背筋を鍛える事、ストレッチをする事、福祉用具を利用することを学びました。初心にかえり、ケアに当たって行きたいと思います。
  • 労をせずして利用者様の持っている力を使おうということが分かりました。(残存機能の活用)出来たら、ご利用者様も嬉しくなることも知りました。
  • 腰痛の対策として、ボディメカニクスを守ることや足を開いて重心を下げること、膝を曲げて腹筋を使うこと、介護者・要介護者の距離を短くすること、生理学的な事を意識しているか考えること、この原理を理解し、活用すること、ベルトを使用することを学べました。
  • グループでの話し合いは自分の思っていることや感じていること、日頃考えていることが話せて良かったと思います。そして、他の人の気持ちや意見また個性も知る事が出来ました。(例えば、やるべきことは早めにやる習慣を身につけている人)今まで学んできて実践している人の話は、やはり会って話をすること(会話)の大切さを実感しました。出来るだけ勉強会に参加したいと思いました。
  • 介護の仕事を続けるには腰痛を防ぐこと。その為には、日頃の姿勢や筋力強化、サポーターを活用する等色々ありましたが、ボディメカニクスをフル活用して介護者だけではなくご利用者様にも負担のかからない事が腰痛を防ぐことになるという点に強く共感出来ました。 オムツ交換のビデオでは、布オムツの当て方が勉強になりました。また、いつも交換していますがギャザーの向きまで確認していなかったことに気付きました。再度、細かい所まで気をつけて介護していきたいと思います。
  • 腰痛対策として運動不足も腰痛の原因になりますので、ラジオ体操…ストレッチ体操等を1日に数回すること。(仕事前や朝、夜等) 軽く無理なく出来るための技術の確認の為にボディメカニズムを活用すること、相手の力・残存機能を出してもらうことが分かりました。(声掛けを利用して利用者さんに力を出してもらう、協力してもらう、運動機能を知る)オムツ交換ではギャザーを内側にいれて段取り良く行うことを改めて確認出来ました。ヘルパーは、明るい笑顔、爽やかな風をいれてあげるようにする事が大切で今自分にとって自信がないので、気を付けたいと思いました。
  • これまで2ヶ月半ホームヘルパーの仕事をしてきましたが、未熟で心に余裕を持って介助を行なう事が出来ずにいました。そのため移乗の介助を行う時などは力づくで介助を行なってしまう事がありました。今回の勉強会ではそのような介助が腰痛などの体を痛める要因となるという事を学びましたので、これからは体の支持基底面を広げる工夫をする等の介助を行いやすい工夫をして、自分の体を守り、安全にホームヘルパーの仕事を長時間続けられるように心掛けたいと考えました。
  • グループ毎に分かれての勉強会は、日頃会う機会のないヘルパー同士がコミュニケーションを取る機会になり、とても良かったです。また、色々な方の意見も聞けて参考になりました。ボディーメカニクスで腰痛予防も参考になりました。
  • 腰痛の原因が沢山あげられていましたし、気付かされた対策も様々ありました。ボディメカニクスは画像を通してだったので、とても分かりやすかったです。オムツ交換はなぜこの方法が良いのかきちんと理解する事が腰痛予防に繋がるという事を思い起こさせられました。
  • 残存機能の活用やよく見極めて介護する必要を感じました。仕事上のストレスを貯めないようにする必要性も感じました。
  • 腰痛予防についてご利用者様に声掛けをして頑張って頂いたり、仕事の前に「一緒に手を上げてみましょう」と少し体を動かしてみたりすることが出来るという事を学びました。ヘルパーの負担を少し軽減出来る事、ベットの高さを調節したり戻してあげたり等、自分の技術を確認することも大切であると学びました。ボディメカニクスについて思い起こす事が出来ました。作業の時に重心を低くして安定性を増やすことや、ご利用者様の体を小さくまとめる事も助けになる事、てこの原理を利用することも学びました。自分の体をよく管理すること、腰痛予防運動も毎日行うことも励まされました。
  • 腰痛を防ぐにはストレッチをすれば良いのではなく、全身の筋肉が必要だと感じました。また、無理のない姿勢で介助することが大事だと改めて感じました。基本が一番大切なので、常に頭に入れておきたいです。結局、介護者にとって楽な方法は利用者の方にとっても楽なので、自分の動きに無駄が無いか確認しながら仕事をして行きたいです。
  • 腰痛予防を心掛けた介護の仕方というテーマで、個人的には“今のところ”腰痛はありませんが、介護の仕事には腰痛は付き物だと思います。疲れや慣れ、ストレスが腰痛を引き起こす要因になると思いますので、普段から出来るだけコンディションを整えて仕事に取り組むようにしたいです。無理な姿勢での仕事には十分気をつけていきたいと思います。
  • ご利用者様の残存能力をよく知った上でお互いに負担のない介護をしなければと改めて思いました。重心を下げること、利用者さんに近づくこと、腰と肩を平行に保ち下半身を使うこと、生理学的動きにそって介助する等、一度学んでいたはずのことですが、思い起こすことが出来て良かったです。
  • 腰痛の原因は4つあり、ストレス、姿勢、運動不足、栄養不足ということが分かりました。ご利用者様とのコミュニケーションはとても大切なので声掛けをしっかり行なおうと思いました。
  • 上手に声掛けをしながら介助を行うことにより、ご利用者様の潜在能力を引きだせる事が分かりました。自己過信しないで、介護用具の力を正しく用いたいと思います。映像もすごく分かりやすく、大変参考になりました。
  • 以前整形外科を受診していた時に自分の骨や筋力を調べて頂いたのですが、自分の体重を支えるのがやっとの筋肉だと言われました。介護の仕事を続けるためには、運動して筋肉をつける必要があるということも言われました。それからは寝る前に毎日体操するようにしています。それでも体が痛くなる事は多々あるので、ボディメカニクスを上手に利用する事、相手(利用者様)にも協力して頂く事、人の体の動かし方を考えながら動作を行う事など気をつけて仕事して行きたいです。また、ストレスや気圧の変動、疲れ等によっても体が痛くなるので体をゆっくり休める事も大切だと思いました。
  • 介護職をしている知人のほとんどが腰痛で悩んでいるので、腰は大切にしていきたいと思いました。腰痛持ちのヘルパーではご利用者様も不安になると思うので、普段から運動や体操をしたりボディメカニクスを再確認して無理せず仕事を行なっていきたいと思いました。2人体制でサービスに入る事も多いのですが、ヘルパーが2人いるとつい全介助をしてしまっているので腰上げや体交など、ご利用者様とコミュニケーションを図りながら協力動作を頂いていくことも大切だと改めて思いました。
  • ボディメカニクスは重心を安定、重心を下げること、利用者様に近づくこと、体をまとめることだと分かりました。腰痛予防はよく運動し、筋肉を鍛えることを毎日続けることなので努力して行きたいです。ラジオ体操も効果的であることも学べました。
  • 基本的な事を守って仕事をすることが良いという事は分かっていても少しずつ自分流になっていた事に気が付きました。学んだ技術をもう一度思い出してご利用者様に関わり喜んで頂けるような介護をして行きたいです。私自身も腰痛防止になると思いました。
  • 家でも出来る腰痛予防の体操を学べたのが良かったです。「毎日するように」とのことでしたので、努力していきたいです。
  • ご利用者様(要介護者)の体をコンパクトにまとめると動きやすいとの再確認が出来ました。腰痛体操のコツを教わったので、思い出した時に意識して行なって行きたいと思います。

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