平成24年-2012

平成24年9月11日 定例勉強会リポート

口腔ケア?義歯と口腔ケア

場所:あいの実事務所

講師:イノマタデンタルクリニック 山田 様

イノマタデンタルクリニック様の三回目の講義となりました。義歯のケアの方法などより深い知識を取り入れました。

参加者の声

  • 義歯の汚れをブラッシングで取る時に流水とありますが、歯磨き粉を付けたがる(匂いを取りたい為)人がいます。歯磨き粉を付けて義歯を磨くと、削れて傷となりそこに菌が繁殖するので禁忌と聞いていますが、歯磨き粉を使って義歯を洗いたがる方にどのように説明したら良いのでしょうか。
  • 「入れ歯が合わなくなった」とよく聞く事があります。調整する事は、新たに作るよりも時間がかからずに出来るという事ですので、利用者様にお伝えしたいと思います。奥歯で噛む事が大切で体の衝撃確認を保つという事ですので公私ともに役立つと思いました。もう少し早く分かっていたら…と歯の事については残念に思う事も多く今になって自分なりに歯磨きを頑張っている次第です。今日も沢山の事を学んだので、出来る限り自分の歯で食べられるようにして行きたいと思いました。
  • 入れ歯は物を噛むだけではなく、利用者様の体調にも関係して来ると言う事を知ることが出来て良かったです。
  • 今後、利用者様宅で口腔ケアを行なう際に、どんな歯磨き粉やジェルを使っているのか気を付けて見たいと思いました。
  • 義歯の持つ役割と重要性を大変分かり易く説明して頂いたので良かったです。今までの自分は、入れ歯はあっても無くてもそれ程変わりはないと思っていたので、今日のお話は聴けて良かったです。
  • 入れ歯を使用している方の不自由さや大変さを少し理解出来ました。口腔ケア時の声掛けをこまめに行ないたいと思います。奥歯で噛む事が、こんなに大切な事であることを映像を通して目で見て、改めて感じました。
  • 口腔ケアの大切さが良く分かりました。自分に合った入れ歯が大切な事、入れ歯は美観だけではなく話す事や歩く事にも影響する事が分かり、驚きでした。義歯作成までに通常どれほど通院が必要なのでしょうか?
  • 利用者様の状況は一つ一つ違うので、一人一人に必要な事が分かる様になりたいと思いました。
  • 入れ歯について理解を深める事が出来ました。良く噛んで食べる事が大切だと改めて感じました。利用者様が入れ歯を嫌がる時にも、食べる物、好きな物を食べて頂く等工夫して、忍耐強く援助出来ると思いました。
  • 特養での実習の際、口腔ケアを見学・実践をしましたが口腔ケアの大切さを今日の勉強会でさらに学べました。
  • 義歯には食事を摂り易くするだけではなく、発声や骨を維持(顎)したり、姿勢や歩行にまで影響を及ぼす事が分かりました。入れ歯の機能を活かすには舌を動かす事、顎を使う目的で少し固形のものを食す事が大切だと言う事、唾液には虫歯を防ぐ効果があり食後30分経ってから磨く事が、唾液の働きを存分に活かせる事を知る事が出来たので利用者様にもお伝えしたいです。
  • 高齢者にとっての義歯について舌の動き、背筋が伸び身体の平衡が向上する事が興味深かったです。教えて頂いた事を忘れない様に仕事にも家族にも役立てたいです。
  • 改めて歯の大切さを認識することが出来ました。サービス時の口腔ケア、念入りに行ないたいと思います。
  • 義歯の脱着を手伝う際は、口腔内を傷つけないよう気を付けたいと思います。様々な手入れ方法、薬品があるので、どのように効果があるのかをきちんと理解したいです。
  • 自分自身は義歯はありませんが、日頃キシリトールの使用により歯を良い状態に保つ努力も必要だと思いました。
  • 口腔内の手入れの大切さを学びました。“義歯も合わなくなったから作り直す”のではなく、調整してもらうという事でした。奥歯で噛むように声掛けをしたいと思います。
  • プラスチックのコップは雑菌が溜まりやすいので消毒が必要である事を再認識させられました。口腔内の雑菌を増やす事のないように、お手入れと適切なケアを行いたいと思います。
  • 義歯は、高齢者にとって顔つきを整え、食事を摂り易く、嚥下を助け、言葉の発音がし易くなり、身体の平衡が向上する…という事が分かりました。入れ歯を入れておかないと前後の歯が倒れて来たり、噛み合わせとなる歯が伸びて来て全体のバランスが崩れるので食事が取れなくなり、栄養状態が悪くなるという影響がある事を知りました。義歯の入れ方外し方を学びましたので、痛みの少ないように注意したいと思います。食事時入れ歯の前で噛むと外れやすくなるので、舌の上にしっかり乗るようにしたいと思います。口角が赤くなるのは、カンジダ菌が悪さする場合もあるので、入れ歯の手入れも注意して行おうと思いました。今後の利用者様の口腔ケアと自分自身にも役立てて行きたいと思います。
  • 利用者様の方の中には、認知症の方や様々な疾患により、体の不調や痛みを言葉や態度で表現出来ない方々が大勢いらっしゃいます。日頃の細やかな観察を通し、本人の違和感を感じたらご家族に報告し、早めに本人の苦痛を取り除くよう改善に取り組んで行きたいと思いました。義歯を装着してからも少しでも不具合を取り除き、本人の生活向上に繋がればとの温かい眼差しに山田先生のお人柄が忍ばれました。
  • 入れ歯をしている事をご本人も家族も忘れている場合がある事が分かりましたので、新規のサービス時等には留意したいと思います。又、口の中の傷の有無についてより注意したいと思います。入れ歯の紛失が多い事や入れ歯が身体に与える影響が大きい事も知りました。舌が咀嚼時等に大きな役割をする等、大変勉強になりました。唾液の働きを踏まえ、食後30分後に磨くというのも新鮮でした。
  • 噛む時、奥歯を使う事で誤嚥性肺炎や認知症、姿勢に良いという事に驚きました。口腔ケアでカンジダ菌が繁殖し白い塊にもなる事にも驚きました。予防の為にも入れ歯や歯、歯茎のケアが大切であり、そして口腔ケアは優しく嫌がらせないように取り組む事が大切だと知りました。持っている入れ歯を利用し、出来るだけ噛むようにする事の大切さを知りました。入れ歯は綺麗に洗い、消毒(ポリデント等)をする事を頭に入れておきたいと思います。本日の勉強会で歯の大切さ、口腔ケアの大切さをより深く感じました。
  • 歯が無い方には、出来るだけ入れ歯を入れて形のあるものを噛んで頂けるようにする事、又、入れ歯をよく磨く事、ティッシュに包まない等注意して行きたいと思います。
  • 義歯を装着する事によるメリットとして、顔つきを整える事や食事を取り易くする事、嚥下を助ける事、発音がし易くする事、身体の平衡が向上する事等を学びました。入れ歯装着の方の口腔ケア時の注意点と咀嚼訓練(ゆっくり奥歯で噛んで飲み込める状態の食塊にしてから嚥下するというパターン)について知る事が出来ましたので役立てて行きたいと思います。義歯は高齢者の方にとって様々な役割を持っているという事を学びました。義歯を作るまでにいくつもの段階がありますが、その人の口に合ったものを装着しなければ意味がないので、準備の期間も大切なのだと思いました。
  • 知識が有る無しではケアの仕方も変わってくると思いますので、学ぶ機会があるのは良いなと思いました。入れ歯を入れるとケアされるのもするのも両方にとって益になる事を知りました。又、入れ歯の状態も観察するように考えさせられました。
  • 義歯の持つ役割と重要性を大変分かり易く説明して頂けたので良かったです。今まで、入れ歯はあってもなくてもそれほど変わりないと思っていたので、本日の勉強会は大変勉強になりました。
  • 入れ歯を長時間外さないで使用していると、維持している歯に歯石が付着して入れ歯が外れなくなるという事を知ったので、衛生面や歯の増殖を抑える為にも気を付けて行きたいと思いました。又、長年噛まないでいると顎の骨がなくなり、入れ歯を作る事が困難になるという事でしたので、命を縮める事にも繋がるのだという事を理解しました。噛む事が本当に大事な事なんだなぁとつくづく感じました。“高齢者にはお粥”というイメージがありますが、噛む事によって唾液を促し、口の中を中性にする事で口腔内の細菌を多少なりとも抑制出来るので、形のあるものを噛んで頂く事が大切なのだと分かりました。寝る前に噛んで唾液を出すというのも、口腔内を中性にしておく良い方法だと思いました。口腔ケアをした人としない人では生命の長さに違いがあるというデータを知り、又、入れ歯を入れた事によって寝たきりの人が歩くまでに回復したという事例もあるそうで、口腔ケアが脳の活性化に大きな役割を果たしている事がよく分かりました。
  • 咀嚼訓練の大切さ、声掛けの大切さについて理解を深める事が出来ました。声掛けをする事によって気遣いを示し、より良い方法を取り入れて頂けるような説明の仕方や接し方を心掛けたいと思いました。マウスウォッシュの使用する場合の注意点を知りたいです。
  • 入れ歯を入れただけで姿勢が変わったり、歩けるようになったりと、噛む事の重要性が分かりました。入れ歯の洗浄に関して、洗浄液に付け込むだけでブラッシングをきちんとしないと菌が取れないという事も分かりました。ゆっくり噛んで食事して頂けるようケアして行きたいと思いましたし、入れ歯をされている方のケアをする場合はきちんと洗浄するようにして行きたいと思いました。噛む事、義歯を入れる事が生活する喜びだけでなく健康にも繋がっているという事を学べて良かったです。利用者様の歯も自分の歯も大切にして行きたいと思いました。
  • 私の祖母が総入れ歯をして2週間になります。それで、とても興味深く聞きました。舌を沢山動かす事をやってみたいと思います。もしかしたら調整が必要かも知れませんが出来るだけ少しで済むよう、まずやれる事を行なって行きたいと思いました。
  • 奥歯で噛むと姿勢が良くなり歩けるようになるのはすごいと思いました。キシリトールガムも口腔ケアに良い事が分かりました。
  • 義歯をティッシュに包む事の無いよう注意したいと思います。様々な症例を取り上げて下さったので、口腔ケアの大切さがよく分かりました。自分も含め、ケアに当たる際に丁寧にしたいと思いました。
  • 口腔カンディタ症はお薬で治す事が出来ますが、免疫力が低下していると何度もなる事が多いので、唾液の量を増やすようにしていくと良いとの事なので、口腔ケア時注意して行ないたいと思います。柔らかい毛先で口腔ケアを行なうようにする事で口腔ケアを嫌いになる人が少なくなるとの事なので、注意しケアを行ないたいと思います。
  • 入れ歯をしている方、特に認知症の方の食事の様子をよく観察し、入れ歯がちゃんと合っているか・綺麗に保たれ、付けっぱなしになっていないか見て行きたいです。
  • 山田先生の熱心な取り組みが、一人ひとりの症状を軽くして、治されていることを事例を通して知ることが出来ました。本当に、まさか!!と思うような変化があり、驚きました。粘り強く噛む事や舌の運動について声掛けをする事が大切だということを学びました。
  • 今回のテーマは「義歯と口腔ケア」でしたが、事例や症状を学び、義歯の有無に関わらず、日頃からフッ素とキシリトールの使用により、歯を良い状態に保つ努力をしていかなければならないと感じました。

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