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NPOあいの実理事長 乾祐子が「全国重症心身障がい児デイサービス・ネットワーク」副代表に就任しました

理事長 乾祐子

「重症心身障がい児を主たる対象とする」放課後デイサービスは全国的にも少なく、新しいサービスであるために情報も少ないのが現状です。

「特定非営利活動法人 ふれ愛名古屋」(理事長 鈴木由夫氏)を中心として「一般社団法人 全国重症心身障がい児デイサービス・ネットワーク」が設立されました。この法人の目的は、全国にある重症心身障がい児を対象とした放課後デイサービスが連携し、勉強し、助けあう組織です。平成26年11月2日(日)に名古屋都市センターにて設立総会が行われ、当NPOあいの実の理事長 乾祐子が副代表に就任いたしました。

重症心身障がい児の置かれる環境の改善にこれからも努めていきます。

NHK

設立総会当日にNHKにて総会の様子が放送されました。同じく副代表に就任した丹羽氏。

団体設立趣意

重症心身障がい児の地域自立生活支援の必要性が増加しています。医療的ケアが必要な子どもを含め、多くの子どもたちが自宅(地域)で暮らしています。しかし地域には、重症心身障がい児が普通に暮らせるための社会資源が、医療・看護・教育・福祉あらゆる面において足りません。平成24年4月1日より重症心身障がい児を主たる対象とするデイサービスが認められましたが、いまだその事業所数は少なく、保護者のニーズに応えきれていません。制度が新しいこともあって、自治体で判断が異なることも多く、それらはサービス提供に影響しています。

主役は子どもたちです。私たちは重度重複の障がいを支える医療・介護、子どもたちを育む実践を通じて、地域の方々へ大切さを広めていきたいと思います。それには、重症心身障がい児を支え、育むことができるスタフの確保、医療的ケアが必要な子を受け入れる看護や介護の研修、さらには専門職の連携が必要です。しかし一つ一つの事業所単位で、それらの重要事項を行っていくのは難しいものです。

そこで、事業者同士が協力・連携をしていくことで、このような問題の解決を図り、重症心身障がい児が全国どの地域でも普通に暮らせるよう支援できるように「全国重症心身障がい児デイサービス・ネットワーク」を設立することと致します。

活動目的・内容

活動目的

重症心身障がい児とその家族が地域で普通に暮らすために、主たる対象を重症心身障がい児とする児童発達支援又は放課後等デイサービス事業所、及びそれらの設立を目指すものが、協力・連携してネットワーク事業を行う。

活動内容

  1. 情報・交流 事業所間の情報交換と交流、地域への情報の提供など
  2. 研修・教育 共同研修や勉強会など
  3. 渉外・広報 国や自治体への提言や交渉、パブリシティなど
  4. 新規設立・経営支援 事業所の設立・運営・経営に関する支援
  5. その他

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